TAKのデスタワーブログ

初代ぷよ脳筋デスタワー勢が考察を覚えるためのブログ

彗星戦とかS級予選の四方山話

■S級のお話
単発大会や実況をいくつかこなして、長期大会を行う構想はもともとあったけど、S級とするか第2回彗星戦のような位置づけの大会とするかは未定だった。

現S級の3/5が出るならS級にして、2/5以下なら考えればいいや!の考えでいたら4人から不参加表明が出て、ほんとに考えなければいけなくなって困った回。

 

というのも、開催検討段階でアクティブだった人で、S級に入っても遜色ないと自分が考えていた人が3人前後だったということが、一つ大きな要因としてあった。ここについては一番悩んだところで、S級と名がついている以上、過去S級の面々に引けを取らない実力は欲しいと考えていた。

(実は構想段階では3人前後だったけど、そのあと増えたという噂があったりなかったりする)

 

そんなわけで開催に若干後ろ向きになっていた時に、くだらさんから本戦を4人にする択を提示されて目から鱗が落ちた。自分の思慮浅くないか?

 

前述の通り、予選から3人というのが自分の中で許容できるラインで、4位5位まで本戦に出場できるというのは、正直見栄えが悪いイメージがあった。その意味で、現S級から1人でも出れば体裁が整う「本戦4人制度」は妙案だった。
そんなわけで、cymkさんさえ囲い込みできれば一応良い形になったので、相当にゴリ押す姿勢を取っていたけど、囲いを作る前にぶち破られたのでかなしいわねになりました。

 

やたらと強硬な姿勢を取っていたのは、1人は確保しないといけないという理由があったからだけど、そもそもどうしてS級に固執したかというといろんな要素の集合で、

・「最強決定戦」的な位置づけの大会を残しておきたかった(1年空いたとはいえ今年開催すればまだ繋ぎ止められて、今年やらないといよいよなくなりそうという感覚がアレでアレ)

・現(元?)S級や新規、外部のモチベになるかもしれないと思った

・運営を通して効率化を図ることで後の運営の負担軽減をしたかった

・一部S級を期待する声があった

・一番ネックになりそうな実況について協力者が多そうだった

・9月から生活環境が変わる予定だったのでタイミングが良かった(これについては長期大会であればS級でなくてもよかった)

・検討段階で並行して各ページを作っていたのでもったいない精神が働いた

 

つらつら並べたものの一番下の理由が一番大きそうなことに今気づきましたので懺悔しておきます

 

 

■彗星戦のお話

現S級の中では一番可能性のありそうだった、cymkさんがS級に不参加表明したのは、「他S級が参加せず、S級を開催する意義を見出せないから」という理由だった。わかる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

割とこの辺りで運営モチベがだだ下がりになってしまったけど、やるって言ったし第2回彗星戦を開催する方向で動き始めてた。その頃cymkさんからあった提案が、今回の彗星戦の形式で、上位にS級本戦の出場権を与えるものだった。

 

要は、S級予選から4人選出だと実力担保が難しいので、間口を広くして上位の掬い出しををしやすくしましょうというもの。

シングルエリミというブレが激しい形式において、4人選出というのは確かに実力担保が難しい。という理由もあって、3人選出の4人本戦というコンセプトがあったわけだけど、新旧対決っぽい雰囲気やらS級予選の形式変更やら、いろいろなアレがアレだったので採用。なにより現S級であるcymkさんが納得できる形である、ということが大事だったのでね。

 

てことで彗星戦とS級予選の小選挙区比例代表並立制が誕生。ここで出てくる問題が差別化。

「予選」と銘打っている以上、彗星戦から選出する人数よりもS級予選から選出する人数の方が多い方が自然で、彗星戦1・S級予選2の計3人選出が丸いかなというところで、人数はそれほど悩まなかった。

一番考えないといけなかったのは大会形式の方だけど、彗星戦については大きく変更する理由もないので、予選の15先を20先に変更したくらい。15先の方が紛れが出て面白いというのはあるけど、まあガチめの大会だし、今回は優勝者にS級の権利も与えてるし、紛れはむしろ少ない方がよさそうという意思。

 

あとは優勝者・準優勝者の待遇を新たに決めたけど、まあこうなるでしょって程度のやつ。少し参加資格とも絡んでいて、「優勝者にS級本戦出場権を与えるけど、S級とは別の大会」という認識があったので、S級プレイヤーの出場は当然可。となると現S級が優勝する可能性もあるので、準優勝者まで権利を拡大する必要がある。

S級が2人出て優勝・準優勝を占めるなら、それはそれで予選から2人拾えばいいだけになる。まあ今年は2人出ることはないでしょうというアレもあった

書いてて思ったけど、この辺のルール設定の意識が「誰がやってもor状況が変わっても対応できるように、色々な事態を包含したものを作る」という仕事の意識と完全に重なっててなんか面白かった

 

 

閑話休題スイスドローの利点の1つとして「本戦に出られない人でも予選最終戦まで戦える」というのがあるけど、目無しになったとしても、上の順位を目指すことに意味を付けられるとなお良い。

自分が昔運営に携わっていたスマブラの大会は96人規模で、上位48人をAクラス、下位48人をBクラスとしたトーナメントをそれぞれ行っていた。

Bクラストーナメントも、アツい試合があったりで面白い試みだったのだけれど、Bぷよで同日にトーナメントを行うのは難しめだし、トーナメントを行わない彗星戦のコンセプトとはズレてくるので、クリティカルなアイデアがないというのが正直なところ。

「どうせ上位4人に入れない」というのが参加を躊躇う一要因ではありそうなので、なにかしらサブ的なものも取り入れたい思いはある。1日にまとめて5先トナメとか?

 

そういえば今回、予選マッチング決定の時に動画を残しておいたけど、奇数のまま進行しようとすると、第3ラウンドで2勝の人と0勝の人が当たる不具合が生じて色々と大変だった。

どうもchallongeの中では、マッチングを決める際に参照するのが「勝ち点」ではなく「勝ち数」になっているっぽい。不戦勝がある人は、勝ち点2だとしても「勝ち数1」としてマッチングされるらしい(そもそも不戦勝なのに順位表には「不戦敗」と表記されているのも謎謎の謎)。

色々いじった結果、トーナメントが作成された段階で、マッチ1の勝者は次のラウンドのマッチX、敗者はマッチY・・・というように、乱数が決められているらしいという結論を得た。

さらに、同じマッチ内で上下を入れ替えると乱数が変わるという謎の仕様もあるらしく、なんやかんやしていたら、偶数にした上で現行のトーナメントと同じ組み合わせを作れたのでギリギリ解決(マッチング発表当日16時)。

 

challongeでスイスドローをする時は偶数に合わせないとダメだね!ということで一応ここに書いておく。

奇数の時:シード者以外を登録し、乱数変更してからシード者と「bye」を登録。「bye」とマッチングした人はスコア入力せず、勝者とする。

偶数の時:シード者以外と「bye」を登録し、乱数変更してからシード者と「bye2」を登録(「bye」と当たった人と、「bye2」と当たるシード者の2名が不戦勝となる)。「bye」と当たった人およびシード者はスコア入力せず、勝者とする。その後、「bye」「bye2」は参加者から削除する。参加者は偶数に戻り、以降のマッチングは不戦勝が出ることなく行われる。

大会を開始すると参加者を増やせないchallongeのシステム上、おそらくこうするしかないと思うけど、他に効率のいい方法があるかもわからん!

 

 

■配信実況の話

本戦の実況については、色んな方に声掛けさせてもらった。ありがたいことに、声掛けした方には快く引き受けて頂けたので、今後につながる的な意味でも良かったんじゃないかな。本当にありがとうございました。

 

ただ全試合の実況を行うだけなら、自分が出張るなりNOC杯で実況担当した人に声掛けするなりで対応はできたと思う。敢えて色んな方に声掛けしたのは、バラエティに富ませたかったというのもあるけど、ぽんさんへの顔つなぎが本当に意図していたところ。

前述の通り、9月から自分の生活環境が変わると、休みが土日じゃなくなりそうかつ帰宅が遅くなりそうな感があるので、大会運営はまだしも、実況はできなくなる可能性がある。

そうなると、中心にお願いすることになりそうなのは現状ぽんさんかな、というわけで予め環境を整えておきたかった。まあその他にも、ぽんさんが主催する大会でも色んな人に頼みやすくなるといいよね、という意図ももちろんある。

 

彗星戦のYoutubeチャンネルを作ったのも、S級に向けての試験運用的なところがあった。S級のチャンネルの権限ももらったので、今後改めて募集になると思うけど、運営を手伝ってくれる方(というか放送ができる方)には、管理権限を与えて運用していきたい。今まで運営も実況も一切手伝ってこなかった自分が言うのは今更が過ぎるけど、やっぱり誰か1人に負担が集中してしまう運営は良くないのでね。

メインは配信のアーカイブがそのまま残るのが優秀なYoutubeで良いと思うけど、初代ぷよコミュの人数の多さも活かしたいよね、というのがある。今回はニコニコの自分のコミュとYoutubeの彗星戦チャンネルで同時配信を行った(自分のコミュは当然人数が少ないので流入効果はなかったと思われる。いつも通りクソコメが少し流れるにとどまった)。

ニコ生の匿名性からコメントしやすいという層も一定数はいると思うので、(特にS級とかは)多重配信した上でコメビュでコメントを集約しつつ拾って・・・ができると良さそう。ぽんさんは早く多重配信できるようになって?

 

実際の喋りのお話。個人的には、フェニさんは連鎖もタワーも、なんなら1P2P両方同時に見られるマルチプレイヤー、かつ喋りが(実況的な意味で)的確なので、相当実況向きだと思っている。どこかで担当してもらいたかったけど、試合時間のなんやかんやで今回は差し込めず。

冷静に状況を解説していく人、テンション高めにリアクション取っていく人、2人での掛け合いを活かして会話多めに進めていく人と、バラエティに富んだ実況になって、観てるだけでも面白かった。

あと色々な人を観て、うまい実況は自分の正しさを主張しないことだなあと改めて思った。対戦者の上手なところを、うまくピックアップして喋れるようになりたいですね

自分が担当した試合で、前半40本くらい実況する側を間違えたのは本当にカス。カルメルさんには申し訳ないことをしました・・・

  

大会運営する上で一番手間がかかるのが実況者探しなところがある。頼めば引き受けるというスタンスの方が多くて、もちろんそれはありがたいことなのだけれど、「ぜひ実況やってみたいです!」と手を挙げる人が現れると、あらゆる運営者が喜ぶと思う。気軽に喋っていけいけ

 


■S級予選形式の話

実力担保的な意味では彗星戦の形式が優れていて、50先シングルエリミは、①1回負けたら終了のためブレが大きい、②対戦時間が長くなるため対戦者同士の時間調整が難しい、という問題がある。

とはいえ彗星戦の形式を完全に吸収してしまうと、彗星戦の存在意義が消滅するジレンマがあった。とりあえず従来のシングルエリミをそのまま残して問題点を洗い出すか、前半をスイスドロー、後半をシングルエリミとするかのどちらかで考えたけど、シードの関係で従来の方法は破綻。

というのも、S級の制度に「シード者はベスト16から参加」というものがあるので、逆シードが自動的に表の1番上に割り振られる、challongeシステムはカス!になった。総参加人数にもシード者の参加人数にも、細かく対応するのめちゃくちゃめんどくさくない・・・?スイスドローでよくない・・・?の気持ちに襲われたので、シングルエリミ一本は投げ捨て、スイスドロー兼シングルエリミ形式を採用。

 

スイスドローでは、参加者に対して2を底とする対数を取る(端数切り上げ)ことで試合数を決定する。つまり最大人数は2の累乗数になるので、32人か64人になる。32人だと埋まる可能性がゼロではないので、64人にすると思う。64人埋まる可能性はゼロというかなしい事実

彗星戦では、よりしっかりと選抜するために、得られた対数に1を加えた数を試合数としていたけど、33人以上集まった場合はスイスドローが7ラウンドまであることになる。

7週間かけてスイスドローをこなした後にトーナメントを2~3試合行う??????予選2か月超???????????????????になるので、32人以下は1を加えて、33人以上は加えない、という形にしようかなという気持ち(17人以上は6ラウンド)。それでも2か月くらいにはなりますねえうーんながい

 

スイスドローで選抜する人数はまだ未定だけど、

A.スイスドローで12〜16人選抜。
スイスドローならシード者が何人だろうと対応できるし優秀。
その後シード者を加えて、16人でシングルエリミ。8×2の総当たりは試合数がやばすぎてやばい。

スイスドローで12人に入るのはハードルが低い(=シードの旨味が薄い)ので、トナメはトラディショナルルールで組む(シードは12〜15位と当たる、シードの順位付けするかは未定だけど多分する)。

 

B.スイスドローで4~8人選抜(この場合、シード権保有者は前リーグ4・5位の2名だけにしてもいいかも)。
8人でシングルエリミor4×2の総当たり。

 

どちらにするかは悩みどころ。全参加者の半数以上が選出されるのは違和感がある気もするので、32人以下はB、33人以上はAかなあというのがあるけど、17~32人は6ラウンドになるので、後半目なしの人がつまらなくなりそうというのもある。

かといって17人参加で16人選抜は意味不明が過ぎるし、24人あたりを基準にするのも、ラウンド数に関係ない数字でなんかアレなアレ。正直シード者が何人参加するかを見てから決めたい・・・

 

トナメについては、2人が本戦進出なので当然決勝はやらない。Aなら3試合、Bなら2試合。辞退者が出た場合に備えて3位は決めておく必要があるので、3位決定戦はやる。

 

ABいずれにせよ、トナメの対戦相手を調整するために、わざと負けるムーブが生まれる可能性もなくはないという意見があったので、トナメ表の配置は少しいじるかもしれない。

スイスドローで下位にいる人が狙って順位調整できるのかという話もあるので、想定しているのは多分上位(シード2位の人より1位の人の方がやりやすいからわざと負けてその山に入る的なアレ)。

対戦相手は固定(1位vs15位、2位vs14位・・・)、シードの位置も固定として、残りの配置をランダムにする方法があるけど、山に偏りが出る可能性も十分ある。

それかトラディショナルルールを投げ捨て、シードの位置だけ固定して後は完全ランダム。シードが者が4人に満たなかった場合、スイスドローの上位から4人になるまで拾う方法。

まあどうするにせよ、トナメ表生成の手間も踏まえてもう少し詰めたい。

 

 

■シード覚え書き
Bぷよの各タイトル(ランク大会やぷよr@n)保持者をシード者とするのも面白そうだけど、シード者が5人以上になった時の各タイトルのランク付けをどうするか問題がある。

ここは、S級4・5位、ランク大会名人(?)、ぷよr@nチャンピオンとかでいけるかも。でもそうすると彗星戦優勝がストレートに本戦入りというのは強すぎる気もする。

 

 

■S級本戦の人数

5人を目指すものの、彗星戦から2人拾うよりは4人で良さそうな気もする。

5人に固執すると、彗星戦上位がS級だった時に予選から4人拾う展開もなくはない。

 

S級プレイヤーの参加人数による分岐

0→実施なし

1→彗星戦1、予選2で4人

2→彗星戦1、予選2で5人

3→彗星戦0、予選2で5人、彗星戦優勝者にはシード権

ざっくりこんな感じにしておけば大体なんとかなりそう。まあS級をとりあえずもう1回でもやっておけば、次回の辞退者はそれほど出ないでしょうという甘い読みがある

 

 

とりあえずこんなところ(仕事が暇すぎて隙間にポチポチ書いていたらクソ長文になった図)

S級は8月に募集予定。第5回S級の傑作選拾い出しが終わって、動画作りフェーズに入ったので、投稿と募集期間を合わせられると良いなあと思う。

cymkさんは出る方向での意思確認が取れてたり取れてなかったりする(Twitter爆破されたから僕の枠でしか意思確認できないのクッソ不便なんだが????????)けど、本人のモチベが第一なのでどうなるかは不明。他のS級プレイヤーも出てくれてええんやで?前回訊いてから時期も変わったし、一応もう1回意思確認はしようかなあと思ってますます