TAKのデスタワーブログ

初代ぷよ脳筋デスタワー勢が考察を覚えるためのブログ

色を切る選択

最初の記事が一番書きたかったことになって早くもブログの存続が怪しい。

割と難しいお話になるので、ある程度タワーを組める人以外はかえって混乱するかもしれません。初心者の人向けの方法論なんかもいずれいずれ...

 

結論から言うと、「連結のない色は積極的に切って良い」というお話になります。

「確定」とも呼ばれるこの考え方、cymkさんのブログに非常に分かりやすくまとめられているので、理論的なところはお任せするとして、実践に落とし込む過程で自分が意識していること、色を切ることに主眼を置いて書こうと思います。


この考えの強いところは2つあって、1つが千切りを減らせること、もう1つが色の制限が発生しないため柔軟に組めることです。


(左から①②③)

まず①で全ての色を使い切ろうとした場合、

赤は紫が来ないと入れられない上に、紫はゾロ以外のすべてのツモで千切りが発生します。

さらに緑を6列目で3連結させることが確定している=紫は3,4列目で3連結作らなければいけないというかなり制限の強い形になっています。

さらにさらに緑も紫も4連結が確定するため、赤と黄色で連結を稼がなくてはいけません。

(誰が責任とんのこれ)

 

②は土台下が決まっていないため、黄色が1つでも来れば、最終的に黄色を土台下にする構想でなんとかなることも多いです。それでも黄色が先に来ることが前提であり、苦しい形です。

 

また、①②に共通する千切りの多さの要因は、4,5列目が1段差になっていることにあります。4,5列目の1段差は千切りの増加だけでなく、上部でのゴミ捨てのしやすさにも大きく関係するので、意識的に避けた方が良いでしょう。

 

③は①と似たような形ですね。5縦して5列目に紫が3つ並んでしまうと途端に苦しくなります。

 

緑を入れないと紫が入らないうえに、この後赤緑や黄緑を入れたとしても、

紫が露出しているため、紫ゾロは使えず、赤紫ツモは赤を無駄にします。

さらに、赤紫ツモを4縦して入れても、

緑は最大4連結が確定し、緑ゾロを引かない限りちぎりが必須になります。

 

続いて色を切らない(切らない方が良いとは言ってない)例。

(左から④⑤⑥)

まず④⑤、先の例との違いは、緑に2連結があることです。

④は5縦すると赤が5列目に3つ並び窮屈ですが、2つある緑を切ってまで4縦してもそれほど形が良くなく、消極的に5縦という感じ。6縦して連鎖移行する人も結構いるかも。

⑤は微妙。実戦ではこの形まで同型、56千切りから緑を使い切って勝ちました(相手は4縦)が、緑が先に来ないと赤が入れられないほか、緑赤では引き続き赤が入れられない状況が続くため、窮屈であることには変わりありません。

とはいえ2連結は大切にした方が良いケースが多く、連結を足す時に千切りがいらない、ゾロで4連結に届くなど連結なしとは比べ物にならないくらい強いです。

⑥については3縦の方がやや強いかな、と考えています。ただし紫を活かすことが目的ではなく、緑の千切りを減らすことが目的で紫は切る構想です。先の③の例に少し似ていて、ここから赤が寄れば緑を4列目で伸ばすのは諦めて赤を入れる、というイメージ。

 

いくつか例を挙げましたがここまでの話をまとめると、「連結のない色はゴミ、2連結の色は大切」ということになります。

窮屈な形で組むくらいなら1つしかない色はさっさと切ってしまって、後で余裕があったら入れてあげる。皆の輪を乱すぼっちは切り捨てた方が皆幸せなのです。現代社会の闇。

 

最後にちょっと応用編。

4縦すれば緑も紫も入り、かつ赤も入れられるようになるため4縦に見えますが、

①の弱い理由にもあった、色連結が関係してきます。

緑と紫が4連結となり、はなれを作って黄を伸ばすか、赤を伸ばしていくことになり、結果的に手が遅れます。

そこで紫を切るという選択肢が生まれます。

緑の連結余地を残しつつ、仮に緑が4連結になったとしても、赤・黄・紫の3色のどれかを伸ばしていけばよいという点で、形が良くなっていることが分かります。