TAKのデスタワーブログ

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三式はちぎって鍵を作る必要があまりない

微妙に煮え切らないタイトル

色が伸びやすく、3色にも向かいやすい良形の三式。
デスタワーでは、34でちぎって発火色の鍵型を作りに行く場面に遭遇することも多いですが、三式は鍵下の色が伸びやすいため、ちぎってまで鍵を作りに行く場面が一式と比べて少なくなります。

一式でちぎってでも鍵を作った方が良い理由は、はなれを作らない限り、鍵下の色が3列目からでないと伸びないからです。
対して三式では、鍵下の色は6列目にまで連結余地が伸びるため、急いで鍵を作らなければいけないという状況があまりありません。

上の真ん中の図では、緑がすでに4連結できており、この時点では3色に明確に寄っているわけではないので、ちぎらず速度を優先します。
右図では、緑が瞬間的に伸びず、緑紫ツモなどを逃しますが、6列目に黄緑を置く・後でちぎらずに置けるツモで鍵を作ってから伸ばすといった代案で対応できます。

また、三式の多くの状況で、「ちぎらずに鍵を作れるツモが2種類ある」という理由があります。
左図では、ちぎらずに鍵を作れるツモは赤黄しかありません。対して、中・右図では、赤黄・赤緑の2種でちぎらずに鍵をつくることができます。
受けが広いなら、どうせ後でちぎらずに置けるツモを引くので、今足さないでいいや、という理屈ですね。


とはいえ、ちぎった方が良い場面もあります。意外と例外処理が多くなってしまったのですが、その例外は以下の通りです。
①ちぎらないと一層目を確定できない時
②ちぎらないと二層目が苦しくなる時
③ちぎらないと色(発火色)が無駄になる時
④色が3列目からしか伸びない時
⑤色を切った時
⑥6列目と比べて4列目が高くなった時(≒手数が進んだ時)

一層目は、この記事では緑を指します。
なお、これらの状況は、「鍵下の色が5列目に2つある」時によく発生します。判断に迷う時は、少し意識してみると良いかもしれません。


①ちぎらないと一層目を確定できない時


ちぎることで鍵を作り、かつ一層目を確定させることができる場合は、34ちぎりとします。
ちぎらず3縦とした後に緑紫を引くことでグッと形が良くなりますが、紫の保留できる数も少なく、ハチイチだけを期待するのは安定感に欠けます。

この2つのパターンは、ちぎらず3縦とする置き方もかなり有力になります。
先の例で形が良くなるのは緑紫だけでしたが、こちらは赤緑も形が良くなること、紫が現状1つで保留できる数が多いこと(特に左図は3列目でも紫を保留できる)が理由です。
が、あくまで簡単なルールにするのであれば、この2つもちぎってしまって良いでしょう。ワンステップ上を目指す方は3縦推奨です。
ちなみに、45はあまりおすすめしません。紫に蓋をしてしまうことになり、伸ばすのに苦労することになります(参照:うかつに蓋をしない - TAKのデスタワーブログ)。

なお、ちぎらずに確定できる場合はちぎらずに置きます。

②ちぎらないと二層目が苦しくなる時


左図で5縦、右図で45とすると、紫に蓋がされることになります。
現状3列目も6列も低く、5列目の紫に蓋をしてしまうと、紫の連結を完成させることがかなり難しくなります。

(6列目の底上げをするか、3列目で鍵を作ってさらに高さを稼がないと厳しい)

似たような形ですが、これは45として大丈夫です。
理由は紫の個数にあります。同じ蓋をするのでも、5列目に1つしかないのと2つあるのとでは大きな差があります。
ちぎるとしたら緑の連結が理由に挙げられそうですが、ちぎらなくても緑ゾロ以外は6列目から緑を足せるため、ちぎらず速度のメリットを取りたいところです。

③ちぎらないと色(発火色)が無駄になる時


どちらも3縦・赤下の4縦あたりも選択肢に入りますが、34ちぎりがバランスの良い置き方かと思います。その後の赤緑or緑紫ツモで形がグッと良くなるのがポイントです。
特に左図は、緑を確定させることができるため、34により傾きます。赤黄ツモで4縦として、赤を確定させられるのが大きいですね。
右図は緑が確定しない分、ちぎらない選択肢も有力です。個人的には、赤を捨ててしまう4縦よりも、黄緑や緑ゾロがおいしい3縦の方が良いかと思います。34≧3縦>赤下4縦くらいの評価。
好みで決めて良いくらいの差なので、覚えやすい方で決めて大丈夫です。

(左図34から赤黄ツモ)(右図3縦から黄緑ツモ)

④色が3列目からしか伸びない時


画像で見ると一目瞭然ですが、緑が3列目からしか伸びないため、早く3列目から伸ばせる形を作っておかないといけません。
大体は一層目の色を6列目から伸ばせなくなった、というパターンですが、一応二層目にも当てはまることがあります。

一層目・二層目とも6列目から伸ばせなくなる頻度は高くありませんが、「鍵下の色がかなり寄った時はちぎって鍵を作る」くらいに意識しておきましょう。

⑤色を切った時


45でちぎらずに紫を確定させることができますが、色を切った場合は形が不安定になりやすいため、ここで鍵を作る34とします。
不安定になりやすい大きな理由は、4列目から5列目にかけての紫の3連結にあります。紫を6列目から伸ばすことができないほか、緑を伸ばすときにも干渉してしまうことがあります。

(45から黄緑→緑紫ツモ)
早めに3列目を自由に使えるようにしておくことで、一層目・二層目とも安定して連結させることができます。

⑥6列目と比べて4列目が高くなった時(≒手数が進んだ時)


どちらも結構特殊な形ですが、手数がある程度進んでおり、3色に寄せた方が速そうです。

これくらいなら、まだそれほど手数も進んでいないため、ちぎらず4縦で良いでしょう。
ちぎったとしても、緑の連結に不安があり、3色になりにくいという理由もあります。

おまけ


この時点では鍵を作りたい。緑紫ツモの後、赤が遠くなる可能性があるから(②のルールを先取りする感じ)。

これも②のルールの先取り気味。今後を考えると6列目の底上げはしておきたい、6列目に入れるのに黄緑以上に適したツモがない。

これは確定させる。一応緑は3列目で即伸ばしていける(緑紫ツモとかがでかい)し、最悪紫切って3色に寄せる。