早々に三式を作れた良形から、1層目の緑ゾロを引いた形です。候補は、4縦・6縦・34あたりでしょうか。
それぞれ、ハマった時の強さがあります。タワー勢の多くは、4縦を選択している印象がありますが、私のおすすめは34です。
理由は、赤を含むツモを引いた時の形の差です。
赤黄
緑ゾロ4縦(左)・6縦(中)は、どちらも明確に苦しい形です。
4縦は、紫→赤の制約が発生しているほか、赤は3列目から入れていくことになるため、ちぎりが増えがちです。
6縦は、さらに制約が増えており、緑→紫→赤の順で入れていかないといけません。
緑ゾロ34(右)にも、紫→赤の制約は発生していますが、将来的なちぎりも少なく、3色展開になった時にも、連結予知が多く良形です。
また、ダイレクトに引いた紫を、すべて確定させられるという点が、4縦に優ります。
赤黄後に黄紫・緑紫を引いた場合、緑ゾロを4縦していると、56でちぎらないといけません。4縦で(正確には確定していませんが)確定させると、赤が3列目から入れられなくなるからですね。
緑ゾロ34では、黄紫は45、緑紫は34できれいに受かります。
赤緑
今度は、緑ゾロ6縦(中)が最も良い形になります。次いで、緑ゾロ34(右)が良形ですね。
緑ゾロ34からの赤緑は、56とする形も悪くありませんが、瞬間のちぎりの少なさ・3色展開になった時の紫の連結余地で、わずかに3縦が良さそうです。
緑ゾロ4縦(左)は、赤ゾロか紫ゾロを引けば全てを解決できますが、そうでない限り、ちぎりがどうしても増えてしまいます。
赤紫
緑ゾロ34(右)→4縦(左)→6縦(中)の順に良形です。緑ゾロ4縦は紫→赤の制約、緑ゾロ6縦は緑→紫→赤の制約ができており、ツモ次第では苦しくなります。
緑ゾロ34の場合、赤紫を5縦とする選択肢もあります。
紫の連結余地が広く残るため、3色展開に対応しやすい一方、直後に赤ゾロを引いた時などは、5列目が極端に高くなってしまいます。個人的には、赤紫は4縦の方が、活かせるツモも多く強いと思いますが、微差ではあるので、お好みでどうぞ。
赤ゾロ
緑ゾロ34(右)が、6縦(中)よりも明確に良形です。
緑ゾロ4縦(左)の評価は難しいですが、紫を切っている分、4色の最速タワーは逃す形です。まだ序盤で、4色か3色か分からないため、最速の目は残しておいた方が良いでしょう。4色タワーの方が、3色タワーよりも出現率が高いことから、緑ゾロ34の方が良形と言えそうです。
まとめ
序盤の定型として、覚えるべき形の紹介でした。
この形のように、三式で良形を維持する意識を常に持っておくと、最速タワーを逃さず撃てることが増えてくると思います。