タイトルトートロジー
①
よくある6縦をして底上げする形。
そもそもなぜ底上げをした方が形が良いかを改めて書くと、1~3層目の連結を稼ぎやすくなるからです。もう少し詳しく見ると、1層目は低い位置にあり3列目・6列目とも底上げをしなくても連結させやすく、3層目は一番上にくるため4列目で連結させやすい(&律速色になりやすく4連結で十分なケースが多い)性質があります。したがって、底上げの主目的は「2層目の連結を稼ぎやすくする」ことにあると言えます。
上の図を見てみると紫が2層目にあり、既に赤が4列目にあるため、3列目で1つ+5列目で1つか、3列目で2つ連結を稼ぐ必要がありますが、5列目はいいとして3列目が不安定で、緑紫が受かりません。6縦しておけば緑紫も有効に使うことができ、展開次第では自然に3色にまとめることもできます。
1層目が3・4列目に3連結ある形は頻出形なので、その形になっている時は2層目を不安定な3列目から伸ばさないよう意識します。
まあ底上げできる状況で底上げしない方が良いことはほぼない(例外)ので、難しく考えず底上げしておけば大体正解です。
②
これはうっかり4縦すると赤紫が受からずに破滅するので、3縦が正解になります。
これをちゃんと3縦できると45派に速度マウントを取れるので頑張りましょう
③
①からツモが変わってこの形。
これは5縦ではなく34になります。
34では紫ゾロが受かりませんが、受からない緑紫を引く確率は単純に紫ゾロの倍であるほか、赤紫を引いた時の形も34の方が良くなります。
(34だと3縦で全てつながるが、5縦だと34ちぎりとなり紫が5連結必須になる)
という紫の受けが理由として1つ。もう1つが赤の受けです。
赤紫については先程言及しましたが、5縦だと赤を含むツモはすべてちぎりが必要になり、34と比べ速度を落とします。
というわけで34の方が安定していて強いんですね~~~~という話で終わりません。実はもうちょっとこの話深いです。
ここまでは2層目の受けに主眼を置いて見ましたが、下の方に完成していない色がある時は、その色を受けられる形を作ることが重要になります。
直近の図で見ると黄が完成していないため、赤黄を受けられる34が優秀になります。さらに言うと、34から赤緑を引いた時には5縦ではなく4縦で赤黄の受けを作る方が優秀です。
(ついでに後者だと赤ゾロも受からない)
④
単純に2層目は確定させた方が3層目が入れやすくなるため4縦ですが、赤緑の受けを作るという側面もあります。
⑤
実戦譜から。
赤黄の受けを考えると4縦ですが、はなれができており緑を3列目に置くことが必須でない(45から赤黄を34としてもよい)ことを踏まえるとやや微妙。
4縦の方が受けが広いのは確実(緑紫→赤黄など)ですが、45も瞬間で受からないツモがあるわけではなく、横置きできるメリットと比較してどうかというところです。
実戦では私は45として4縦に負けました。例外を増やしても良いことはあまりないので素直に「下が完成していない時は5・6列目の受けを広く」としましょう。
1.1層目が3・4列目に3連結ある時は、2層目を不安定な3列目から伸ばさないようにする
2.下部に完成していない時は、5・6を広く構える(4列目を高くして)
2層目の受からないツモを作らないこと、上部と下部を同時に受けられるツモを作ること、この2つは平均手数を縮める上でかなり重要になります。特に後者を意識的にできている人はほとんどいない気がします。自分もまだできてない
こういうのは意識するのも重要ですが、割と受からないツモを作ってしまった経験から潰していくのも有効なので、実戦中に自分で気づいたりタワー対決で相手の方がうまく形を作っていたら、よく見返すと対応できる形が増えると思います。
ちなみにこれが抜群にうまいのがcymkさんです。他のタワー使いより抜けてうまいのがここなんじゃないかと思ってる