TAKのデスタワーブログ

初代ぷよ脳筋デスタワー勢が考察を覚えるためのブログ

縦4色を避ける

 

今のツモを両方活かすとなると56ちぎり(3列目を紫に使える分34より良い)になるわけですが、

この5列目に色が1つずつ、計4色重なっている形(「縦4色」と呼ばれる)は愚形であり、黄下の5縦とした方が受けが広いというお話。

56後の展開を考えると、紫を3列目から伸ばすなら赤を6列目から、紫を6列目から伸ばすなら赤を3列目から伸ばすようになります。実際は赤が発火色になっているため、赤は6列目から伸ばすことが多そうです。
一見伸ばす列が被っていないため悪い形になっていないように思えますが、実はちぎりの多さや連結余地の少なさなど様々なデメリットがあります。

 

まずちぎりの多さについて。
今のツモを56でちぎることでまず1つ。その後の展開でもちぎりが発生することが非常に多いです。
瞬間の黄紫ツモでちぎりが発生するほか、

赤ゾロや赤黄ツモで紫は3or6列目からしか伸ばせなくなり、紫ゾロ以外ちぎりが必須となります。
仮に赤ゾロを4縦したとしても、今度は緑が入れにくくなり、ちぎりが必須になります。
更に言うと4・5列目が平らになっていないため、ここでもちぎりの可能性が出てきます(赤緑など)。

 

続いて連結余地の少なさについて。
紫が6連結になった場合、

この形になり、赤は4連結確定となります。
19個に届かせるためには、黄か緑で5連結を作る必要があるため、赤が寄ると悲しい気持ちになります。
「黄か緑を1つ足せばよい」という条件だとそれほど不利になっていないようにも見えますが、
赤が寄るとすると最後に4連結が完成するのは緑です。緑が完成した時に発火できる状態かどうか、と見ると大差に思えないでしょうか。
ちなみにこの考え方は律速がベースになっているのですが、文章構成がカスなので律速は後で登場します。

 

紫5連結は

上2つのどちらか(3列目に2連結か6列目に2連結)ですが、ここから赤の5連結以上を目指しながら組んでいくと、赤や緑にちぎりが分かりやすく増えます(説明略)。

 

赤紫は唯一ちぎらず展開できる理想的なツモですが、

黄下5縦と比較してそこまで良くなっているかというと微妙。
紫の最大5連結が確定するため、黄を1つでも伸ばしている分前者がやや良いと言えるかも。

 

律速からのアプローチでは、
①既に3つある鍵下をちぎってまで使う必要がない
②タワーの性質上3層目(この場合緑)が律速色となることが最も多い
という2点から説明できます。律速便利すぎでは?
①の説明は省略として、②は逆に言うと「鍵下・1層目・2層目の3色で15個を作るケースが多い」ということになります。
現状微差ながら1つしかない緑が律速色となりそうです。1層目(紫)と2層目(赤)の連結を伸ばしやすいように、3・6列目は可能な限り広く構えた方が良いんですね。


そこで黄下の5縦という選択肢が出てきます。


紫や赤でちぎりが必須になる状況が生まれにくく、5列目を上げた分、緑でもちぎりが発生する可能性を減らせます(赤ゾロ4縦など)。
6列目を空けている分、紫ゾロを突っ込んでも赤を6列目から伸ばす余地ができています。
4・5列目が平たく、横置きで速度を出せます。

と、黄1つのロスを補って余りあるほどのメリットがあります。


ぶっちゃけこの形ではちぎりが増えることが、縦4色を避けた方が良い理由の8割(雑)くらいな感はあるのですが、連結数にも言及したのは、
①鍵下・1層目・2層目で15個を作る考えは他にも応用ができる
②五式の縦4色に必要
の2点があるからです。

①は現状連結数が足りておらず、この後どの色を伸ばしていくかが不明のため、最終的にどの色が伸びても良いように構えておくことが大切ということです。
一番上の色が完成した瞬間に4色19個あるというのが、基本的には最も手数の少ないタワーになるため、鍵下・1層目・2層目で15個を作るのを(あくまで基本的には/序盤の確定などを阻害しない範囲で)目指していくことになります。
そのためには下部の色を埋めないことが必要になってきて、 この前の記事で触れている内容も一部これに当てはまります。
6連結(あるいはそれ以上)まで余地を残す意識を持てるとベター。
雑に色を埋めてその後の偏りに対応できないなんてことはあるあるなので、意識すると強くなれるという噂(自戒)


②は文章構成がカスなので後で出てきます。

 

ちなみに、自然な流れで縦4色になることもあるため、何が何でも避けるべきというわけではありません。


ただしその場合でもうかつに6列目にちぎり落さないこと、縦4色は連結が足りなくなりやすい(上で色を入れなおすパターンも増える)という認識は持っておくことが大切です。

http://ips.karou.jp/simu/pe.html?_AiMi646ikiC8 


五式のお題はこれ。

https://twitter.com/Takpuyo/status/1204439625516929026

五式はそもそもちぎりが多くなる戦型だし縦4色を避ける理由ないのでは???と思っていましたが、
上の三式の例とは変わって今度は色連結が理由の10割。

 

紫が2列目に入った場合は無理なく連結を伸ばしていけますが、黄ゾロや黄緑で2列目に紫が入らなかった場合、紫4連結の黄最大5連結が確定します。
(黄ゾロは1縦にする意見も多いけど、赤黄で深い悲しみを負いそうだし、黄緑で結局2縦するので言及しない)


となるとはなれを作るか、赤緑で+2する必要が出てきます。
しかし、はなれについては赤が3層目にあり早めに入れないと緑が入れにくい、赤を4連結完成させてから赤紫を引くのもパターンとしては少ないし、はなれを作っても紫は大体+1までと旨味が少ないです。
赤は黄を2列目に入れてからでないと伸ばせず、緑は4層目と、どちらも伸ばしていると最終的な発火が遅くなりそうでうまくない。

 

そう考えるとやはり伸ばしておきたいのは黄で、赤緑を3縦として

4列目にも連結余地を残すことで5~6連結を狙います。

 

赤紫は

紫を2列目において連結数に余裕を持たせたいのに、赤緑34の前者ははなれを作るしかなく、その後紫を2列目に入れられないとやはりきつい。
赤緑3縦の後者は2縦ができ、きつい展開もあるにはありますが大体無理なく赤を5連結まで伸ばせます。

 

そもそも赤緑34のメリットは赤ゾロと緑の瞬間的な受けにあります。
確かに赤緑3縦後の赤ゾロは虚無(一応6縦ではなれ予備軍を作れる)ですが、赤緑は緑下の4縦とすることで

形は維持できます。
緑ゾロは

前者の方が一見形は良いですが、黄と赤の連結が1・2列目で被っているため、窮屈な形です。後者もきつい展開ではありますが。

というわけで、ちぎりだけでなく色連結まで目を向けると、縦4色は五式でも避けた方が良いということがわかります。

 

---------------------唐突なメモ---------------------
※五式も律速で説明できる説(雑メモ)
「4色19個を完成させるのに最後に必要になる色」が律速色の定義で、前述の通り一番上の緑が律速色になりやすいから、緑を早く完成させる理由がない(早く完成させても4色19個に届いていないから)
つまり律速色(仮)の受けはこの時点では価値が低く、それよりは下部の連結余地の方が大事
※雑メモの雑メモ
4色目が完成した時に19個完成していないのは愚形という意識?=鍵下~2層目で15個作る

なんか色々嘘っぽいから気にしないでほしい
---------------------唐突なメモ---------------------


なんのかんの書きましたが、縦4色は窮屈なので避けられるなら避けましょう、自然に縦4色になった時は窮屈なので3・6列目を広くキープしましょう。
割と頻出形で見た目も分かりやすいのでリプレイを流す時に捗りますよ